ボードゲームには、それぞれ違った面白さがあります。
はじめての人が入りやすいもの、
みんなで協力して進めるもの、
熱くぶつかり合う対戦型のもの、
大人数でわいわい盛り上がるもの、
少人数でじっくり味わうもの——。
どんなメンバーで、どんな雰囲気で遊ぶかによって、
適したゲームは変わってきます。

私たちは、障害のある人を交えた場で
楽しく遊べるゲームの選び方を考え続けてきました。
たとえば、
自分でカードを出せない人と、どうしたらスムーズにカードゲームができるか。
指で人を指せない人が、どうすれば人狼ゲームに参加できるか。
ペンを握れない人と、お絵かき系のゲームをどう楽しめるか。
こうした課題に対して
支援機器を取り入れるだけでなく、
遊ぶ人の顔ぶれ
人数
経験の差
テンポの違いなどを考え
その場に合ったゲームの選び方、遊び方を試行錯誤しています。
「このゲームならできる」
「この遊び方なら、みんなで盛り上がれる」
そんな発見を少しずつ積み重ねてきました。
子どもも大人も、経験者も初心者も、
それぞれが自分らしく楽しめるように。
できるだけ多くの人が、同じテーブルで笑い合えるように。
私たちは今日も、“みんなで楽しくなれるゲーム”の幅を広げています。
そのゲーム選びの引き出しの多さも、私たちパラボードゲームラボの強みです。

